膝の話~変形性膝関節症

変形性膝関節症とは加齢ともに半月板、軟骨が痛むことで関節の隙間がなくなる疾患です。多くの場合は徐々にO脚を呈し、それに伴い膝の可動制限や疼痛を認め、日常生活に支障をきたします。最終的には手術に至ることが多く、手術方法としては

①骨切り術(軽症)

②人工関節置換術

このどちらかになることが多いです。

 

外来での治療としてはリハビリ、減量、ヒアルロン注射が一般的です。

一度、変形が進むと改善することはなく、良くても現状維持です。

私が診療において一番大事にしていることは減量、筋力強化です。

関節の負担を軽減するのに膝周りの筋肉の役割は多いため、スクワットなどで筋力強化を促します。筋肉は鍛えないと1%/年で減少します。

 

また、減量もとても大事で、歩行時に最大の膝の負荷は体重の3倍とも言われています。10kg減量するだけでも30kg程度の負荷を取り除くことができ、10000歩歩く人であれば30kgx5000歩/日の負担軽減ができます!

 

以上をまとめると適度な運動習慣と体型維持が最も有効な予防となります!!

変形性膝関節症について | 再生医療のひざ関節症クリニック

良い整形外科医の見極め方

初めての投稿になります。

今日は私が思う良い整形外科医の見極め方を紹介します。

①患者に触診する、目を見て話す

②病態を的確に簡潔に説明してできる。

③患者に選択肢を与えられる

①は当たり前のように思いますが、出来ない医者は沢山います。なので、1番分かりやすい指標になるとおもいます。

②医療関係者でない患者に専門用語を使わずに分かりやすく説明できるDr.は診療技術が高い傾向にあります。

逆に何言ってるか分からない時はDr.も良く分かってないでしょう。

③手術した場合、しない場合のメリット、デメリットを細かく説明でき、患者に理解させて選択させられる。これはその分野に習熟していないとできないことです。

病院に行く時は参考にしてみて下さい